うちの会社はとても、特殊な会社で、いわゆる「デザイン会社」とは異質なところが多々あります。
「養成所」と言う人も中にはいますが、それも言い得て妙な感じ。
ひとりでも意欲的にやれる人には向いてるし、誰かに何か言われないとできない人には厳しい。
まぁ、ものすごく端折るけど、仕事環境はとても、良い。
ただ、大御所的な人はいないし、それぞれの肩書きの後に「志望」をプラスしたようなのが現実で、
足りない要素がとても多い。
自ずと、やるべき事以外にもやらなきゃいけない事が増える。
私もデザイナーだけれど、編集、企画構成、コピーライティング、イラストなどまでやっていて、
不得意分野をやることへの疑問もあるけれど、それでも、デザインをするまでに必要なことなので、
大変だけれど、楽しみながらやってきた。
特に編集。
伝えたいことや、伝える道順、伝わる経路などの整理。
力技だけで、がむしゃらにやってきたのだけれど、これにものすごく時間と労力がかかって、
自分は編集が本当に苦手なのだな、と思っていた。
でも、この作業こそが本当は「デザイン」なんだろうな、と思っていて、
編集力を身につけたいなぁ、とずっとずっと思っていた。
つい数ヶ月前に入社した人が実はDESiGN ADDiCTの編集長で、
そうとは知らず、一緒に卓球なんかをしたりしてたのだけれど、
最近、一緒にプロジェクトをやっていて、本当に面白い。
彼自身は直接手を動かす人ではないのだけれど、
いろいろな考え方のプロセスを提示してくれる。
あくまでそれはヒントだったりするのだけども。
いままで、大量の情報をどう整理していこうか、ああでもないこうでもないって時間をかけてやってきて、
結局、可も無く不可も無くみたいな編集しかできなくて、やきもきしてきたのだけれど、
そのヒントのおかげで、キレイにスマートに問題点や課題やテーマが見えてきて、とても面白いのだ。
マインドマップを書いてみたり、付箋に書き出した大量の情報をカテゴライズしたり。
ごくあたり前なのだけれど、じゃあ、それをどうやって、「使えるデータ」にしていくか、
という切り口がさすがだなぁ、と。
その能力を自分のものにできたらなぁ、と思う。
彼は「シドーさんは一回でキレイな答えを出してくれるから、僕はもう何もすることがない」という。
ただ、彼のしている仕事の効果はとても大きい。
私はまず、デザインをする前にメッセージを書く。
本当はコピーライターがすべき仕事なのだろうけれど、社内にコピーライターはいないので。
整理した情報、定めたターゲットに向けて、伝えたいコトを言葉にしていく。
それはあくまで、「ここには、こんな感じの雰囲気で、こういう情報が欲しいんだよ」って言う為だけの
アタリとして書くのだけれど、そのまま実際に気に入ってもらえることも、ままある。
で、そこにデザインを乗せて行く。
CIデザインなどでも、同じようにまず、言葉を書く。
これが、私のもっともベストなやり方。
その仕事に対する、自分の接し方、モチベーション、温度、余力などが、良い。
本当は全てこうありたいのだけれど、そうはいかないことも、ある。
でも、結果、考えてみて、そうやってやった仕事の方が良い成果を上げてる気がする。
どんなに時間がなくても、そうあるべきなのかもなぁ、とも思う。
モノにもよるだろうけれど、デザインでどう見せていくか、は編集をする時点でほぼ決まっているのだ。
デザインは、コミュニケーションを円滑にしてあげるだけで良い。
そんな気もする。
専門的すぎる内容だと、難しいのかもしれないけれど、
スマートな編集の能力を身につけたいなぁ。

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